岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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「イキガミ」を見た

まっちゃ445勉強会に参加した後、新宿に移動、バルト9で映画「イキガミ」を見ました。例によって原作マンガは未見ですが、楽しめました。

ただ、妻にはつまらなかったようです。「ありえない」設定と「ありえない」展開がお気に召さなかったとのこと。私にも「ありえない」と感じられる部分は多々あったのですが、マンガに付き物のありえなさを受け入れられる(私のような)人には楽しめると思います。

15年ほど前でしょうか。西部邁の放った「戦争でも起きればみんなピリッとしていいんじゃないか」という意見に対し、故・池田晶子が「焦っちゃダメだよ西部君。戦争が起きたって、怠惰な精神は怠惰なままだ」などと応答していたことを覚えています。「あと24時間しか生きられないとしたら、人はどう生きるか」という重いテーマの映画を見終わり、エンドロールの最中に始まる他の観客のおしゃべりを聞きながら、そのことをふと思い出しました。