『Webを支える技術』第3部と第4部を読んだ

前回の日記の続きです。『Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)』の第3部と第4部を読みました。以下、特に勉強になった点などのメモです。

第3部 HTTP

• リソースの作成はPUTよりPOSTが望ましい。PUTはサーバとの結合が密になる（96ページ）
• キャッシュ可能なリソースにはできるだけETagヘッダを利用する。Last-Modifiedより正確に更新確認できる（148ページ）

第4部 ハイパーメディアフォーマット

• hProductというmicroformatsドラフトがある（179ページ）→前々回の日記に書いたとおり、Amazonの商品情報を扱うWebサービスを作る予定なので、これが使えるかも。調べてみよう。
• Atom Threading Extensions（201ページ）→スレッド機能を表現するためのAtom拡張（RFC 4685）。マイクロブログで使うと面白そう。
• Feed Paging and Archiving（207ページ）→分割されたフィードを表現するためのAtom拡張（RFC 5005）。対応したブログサービスやフィードリーダーが現れたら便利そう。

補足

私はHTTPや各ハイパーメディアフォーマットについて少しだけながら事前知識があったので、上記のようなわりと細かな点に関心を持ちました。とはいえ、各技術が網羅的に解説されているのが本書の特長です。たとえば第3部を読めば、事前知識がなくてもHTTPの勘所がつかめます。Web技術に関心のあるすべての方に、本書をお勧めします。