岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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URIの覚えやすさは自明か

石井勲式漢字教育法という幼児教育メソッドがあります。石井勲氏が、自身の発見に基づき確立したものです。

その発見とは、以下の2点でした*1

  • 幼児にとって漢字はかなよりずっと覚えやすい
  • 鳩は鳥よりも覚えやすく、鳥は九よりも覚えやすい

簡単な字形の「はと」や「九」よりも、複雑な「鳩」のほうが、幼児にとっては覚えやすかったのです。

石井氏の発見から得られる教訓は、「思い込みは当てにならない」ということでしょう。「はと」や「九」より「鳩」のほうが難しくて覚えづらい、という思い込みが崩れたからこそ、それらは「発見」とよばれているわけです。

我田引水のようですが、URIの覚えやすさについても、同様の罠があるのではないかと思っています。一見シンプルで覚えやすそうに見えるURIが実は覚えづらかった、ということは充分ありそうです。

というわけで、いくつかのURIを被験者に見せ、一定期間後に覚えているかどうかを確認する実験で、URIの覚えやすさを計測するのはどうか lang:ja

というか、そんな実験、すでにどこかで行われてるかな。