岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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『UNIXという考え方』を読んだ

id:t-wada さんが:

UNIX という考え方』は、私のバイブルです。UNIX の背後に流れる価値観、設計思想、シンプルな設計とは何かを学べる、多くの技術者におすすめの本です。

QUnit-TAP : JavaScript のテスティングフレームワークQUnitからTAP出力する - t-wadaの日記

と書かれていたので読んでみました。

読んでよかった。和田さんに感謝です。和田さん大感謝祭です。もっと早くこの本に出会いたかった><

索引まで含めても148ページと薄い本ですが、得られたものはかなりの大きさです。今後、ぼくの設計判断ががらりと変わるのは間違いありません。

本書で解説されているのは、以下の「定理」です。ピンときた方には、一読をお勧めします。

  1. スモール・イズ・ビューティフル(小さいものは美しい)
  2. 一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる
  3. できるだけ早く試作する
  4. 効率より移植性を優先する
  5. 数値データはASCIIフラットファイルに保存する
  6. ソフトウェアを梃子(てこ)として使う
  7. シェルスクリプトによって梃子の効果と移植性を高める
  8. 過度の対話的インターフェースを避ける
  9. すべてのプログラムをフィルタとして設計する

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学