『横井軍平ゲーム館 RETURNS』は技術者にも響くはず
ごぶさたしております。思うところあって、最近、Haskell の勉強を始めました。勉強といっても、まだ本を読んでいるだけで、「関数脳」にはほど遠い状況です。そのうち、勉強の成果をこの日記に書きたいと思っています。
さて、今回の日記では『横井軍平ゲーム館 RETURNS』をご紹介します。本日入手し、一気に読んでしまいました。
本書が復刊されるという情報を得るまで、僕は、故・横井軍平氏にはさほど興味を持っていませんでした。が、なんとなく Wikipedia の「横井軍平」の項を読んでみたら、僕が子供のころに遊んだゲームの大半が彼の仕事だと分かったのです。テンビリオンも、ゲーム&ウォッチも、ファミコンも、ゲームボーイも、みんな彼の仕事だったので、愕然としました。
なぜ彼がヒット商品を連発できたのか、あるいは発売当時はヒットしなくても後になって評価されるような商品が開発できたのか、本書を読んで理解できたつもりです。商品開発に携わる方は読んで損はないと思います。
僕のような技術者には、「技術者は、見栄を捨てることが大切」(187ページ)、「技術者の陥りやすい誤った考え方」(194ページ)あたりの話がとくに参考になるはずです。
横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力
- 作者: 横井軍平,牧野武文
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 単行本
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