岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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「犯人は父親だろう」と公言する人の多さに呆れた

香川県坂出市で女性とその孫姉妹が行方不明になっている事件について、「犯人は父親だろう」と公言する人がいる(一例)。こうした人を目にするにつけ、もともと少ない気力がますます萎えてしまう。

「父親が犯人」だと思うのは勝手だが、公言するのは勝手では済まない。裁判で有罪判決が出たわけでもなく、ましてや逮捕されたわけでもない人間を犯人呼ばわりするのは名誉毀損以外の何物でもないだろう。

だから公言するな、といいたいわけではない。自分の発言が名誉毀損にあたる可能性があることを知らずに、あるいは無視して、あるいは訴えられないだろうと高をくくって「犯人は父親だろう」と公言する人の多さに呆れているだけである。

追記(2007-11-22

タレントが、この事件について自身のブログで犯人を特定するような表現をし、芸能を活動を1年停止することになったとのこと。未解決の事件で特定の人間を犯人呼ばわりすると、このような結果を招くことがある。タレントにも事務所にも予期できたろうに。