岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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Consumerのアカウント情報にはClaimed Identifierも紐づけるべきでは

ID管理と OpenID について - まちゅダイアリー(2008-01-11)」のスライドを見ていて、あれ、と思った。23ページの:

  • 利用しているIdPがサービス終了
    • 他のIdPにdelegateすればIDを変えなくてよい

に引っかかったのだ。何が引っかかったかといえば、岡田耕一さんの記事と同じようなこと。

Consumerのアカウント情報にVerified Identifierのみが紐づけられていた場合、IdPがサービスを終了してしまうと、他のIdPにdelegateしてもConsumerのアカウントは使えないのではないか。

既存のConsumerはどうかと思い、たまたまアカウントを持っていた(けど全然使っていない)アバウトミーについて調べてみた。delegate先をlivedoor AuthからmyOpenIDに変えたところ、やはりログインできなくなった。つまり、アバウトミーのアカウント情報にはVerified Identifierしか(たぶん)紐づけられていない。

というわけで、Consumerのアカウント情報には、Verified Identifierは当然として*1、Claimed Identifierも紐づけておくのが無難じゃないかと思った。Claimed Identifierの引き回し方法は、リプレイ攻撃を防ぐためのnonceと同じ感じで。

追記(2008-02-05)

紐付けについては「結論の訂正―紐づけるべきはClaimed Identifier - 岩本隆史の日記帳」が結論となっています。ぜひご参照ください。

*1:Claimed Identifierだって変わりうるし