岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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『レッドクリフ Part II』を観た

池袋シネマサンシャインで映画『レッドクリフ Part II』を観た。客席の勾配が少ないため、前の客の後頭部でスクリーン左下6分の1ほどが隠れ、見づらかった。「アタック25」の最終問題でもあるまいし、もうわざわざここで観ることはないだろう。

映画自体はおもしろかった。無勢が多勢を策で打ち払う話なのだから、つまらなく作るほうが難しいのかもしれない。

黄蓋甘興が命懸けで敵陣に突っ込むシーンでは、日本の特攻隊のことを思い浮かべた。

赤壁の戦いで死んだ兵士は万単位だろう。『レッドクリフ』は戦争の映画である。私は今、呉・蜀連合軍に肩入れしながら、その成り行きを見つめている。

レッドクリフ』がヒットしている日本。日本人は戦争が好きなのだろうか、嫌いなのだろうか。そんなことを考えた。

映画の後、新宿の飲み屋「個室乃世 大河の舞」へ移動した。ここも盛況。私の席からは見えないが、店内に「この小娘が」「斬られた」「ぐは」「ぐはは」といった芝居の声が響く。

日本人は戦争が好きなのだろうか、嫌いなのだろうか。