車輪の再発明でいいじゃない
PHPのフレームワークはたくさんあるので、今さら自作する必要はないのかもしれません。が、本当にそうでしょうか。
たとえば、ギターはたくさん売られています。が、自分のイメージ通りの音を出すギターが見当たらない場合、自作するのはわりと普通のことでしょう。Googleがファイルシステムを作り上げたという話もよく聞くところです。
で、仮に、できたギターがしょぼかったとします。それは意味のないことなのでしょうか。私はそうは思いません。「このように作るとしょぼくなる」という知識が得られますし、作っている最中の充実感は大変なものでしょう。
だめなら、また作ればいい。
もしかしたら、満足するものが一生できないかもしれません。が、それでいいじゃないですか。
時間の無駄だと人は言うかもしれない。けれど、他のことをやっていた場合、相応の充実感が得られたかどうか。やりたいことやって死ぬんだから、これ以上の幸せはない。
柄にもなく熱くなってしまいました。『新装版マイ・ゴール これだっ!という「目標」を見つける本』を読んだせいです。「自分はこんなところでくすぶっている場合じゃない、早くどうにかしなければ」などと焦りを感じている方にお勧めです。私はこの本でだいぶ楽になりました。好きなことを追求していれば結果はついてくる――かもしれない――と。