音楽を作るようにWebサービスを作りたい

今後、リリースチェッカー以外にもWebサービスを作るつもりですが、音楽を作るときのような気持ちで作りたいなと思っています。

具体的には、「多くの人に使われるものを作ろう」という野心を捨てたい、ということです。

私には、音楽で飯が食いたいと思っていた時期があるのですが、そのときに「売れるような曲を作ろう」と思ったことは一度もありませんでした。「売れる曲」＝「良い曲」ではないからです。なにが「良い曲」かは判断が分かれるところでしょうが、少なくとも自分にとっての「良い曲」を作ろうと、日々頭を悩ませていたものです。

音楽で飯を食う夢がいつのまにか消え、代わりにプログラマが天職だと思い始めた昨今、ややもすると「多くの人に使われるWebサービスを作ろう」という野心が頭をもたげてきます。音楽だと意識しないでもできていた「良いもの」の追求が、Webサービスだと意識しないとできないのです。

これが音楽とWebサービスの違いによるものなのか、私が歳をとったせいなのか、よく分かりませんが、ともかく「使われるサービス」より「良いサービス」を追求していきます。