岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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「はじめてのJAZZ2」を見た

ほぼ日刊イトイ新聞」主催の「はじめてのJAZZ2」というイベントを見てきた。山下洋輔タモリ糸井重里の各氏がジャズの歴史を語り、各時代を代表するような曲の数々を山下氏のユニットが演奏するという内容。おもしろくないわけがない。とりわけ「グレン・ミラーの音楽はジャズじゃない。軟弱だ。だいたい、ジャズの曲名にセレナーデとは何だ」など、タモリ氏の発言が一々おもしろかった。

私は即興よりも、カチッと作曲・編曲された音楽のほうが好きなので、「モード」やらフリージャズやらより、グレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」のような、古いジャズのほうが気持ち良く聞けた。タモリ氏とは好みが正反対ということになる。

山下氏の話の中に菊地成孔氏の名前が出てきた。「アメリカは国民音楽・ジャズのもたらす一体感で第二次世界大戦を戦った。そんなことを菊地成孔は言っている」

私にとって、菊地氏といえばティポグラフィカだ。ティポグラフィカのファーストアルバムで菊地氏の存在を知ったから。あのアルバム、変な曲ばかりで好きだったなあ。

帰宅後、懐かしくなってティポグラフィカのWebサイトを見たところ……あれ? 今日見たユニットのメンバーが写真にのっているではないか。トロンボーンの松本氏だ。ドラムも外山氏だったかもしれない*1。なんだか得した気分だ。

*1:トークが長くなった関係でメンバー紹介が端折られたので、自信がない