岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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義弟が逮捕されたわけだが

「犯人は父親だろう」と公言する人の意に反し、祖母の義弟が逮捕された。これでもし本当に義弟が犯人だったら、父親にとっては濡れ衣も良いところだ。

濡れ衣を着せた人々を父親が片っ端から訴えるとおもしろいと思うのだが、そうはならないだろう。家族が3人亡くなり、病身の妻がいる状態では訴訟など起こせまい。

さらに予言するならば、現実に起きた殺人事件の犯人当てゲームに公の場で興じる人々は今後も存在し続けるだろう。三浦和義氏、河野義行氏のケースを経験して変わらなかったものが今回の一件で変わるとは思えない。これはもう、宿痾といって良い。

私は今後も呆れ続けるだろう。だが、犯人当てに興じる人々に対し(罵倒語の羅列を趣味とする一部ブロガーのように)「首吊って死ねよ」とはいわない。私は潔癖症ではないので、意見の合わない人と同じ空気を吸っていることに何の不満も覚えないからだ。意見の合わない人に「死ね」と言い放ちながら一方で民主主義を称揚するような自家撞着ブロガーに対して呆れるのと同様、推理を外して恥じるところのない犯人当てゲーマーに対しても、ただ勝手に呆れるのみである。