「靖国」の上映中止と「表現の自由」とは無関係
映画「靖国」の上映中止と「表現の自由」とは無関係という話を、日垣隆氏がメルマガで書いている。要するに、憲法が保障する「表現の自由」とは、公権力が国民の表現を妨害・弾圧しないということであり、「靖国」についてそのような事実はない、という主張だ。
我が意を得たり。映画館が右翼活動の影響を考慮して上映を控えるのと「表現の自由」との間に何の関係があろうか。「芸能人お断り」のマンションと「居住の自由」とが無関係なのと同じだ。いずれも国家に強制されたわけではなく、営業上の判断でそうしているだけなのだから。