岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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「ぐるりのこと。」(舞台挨拶付き)を見た

渋谷のシネマライズで「ぐるりのこと。」を見た。映画館の設備にもスタッフにも客層にも悪印象ばかりだったが、渋谷でそれを望むのは贅沢なのだろう。ただ、隣席のギャルが上映中に携帯メールを繰り返すのだけは勘弁してほしかった。なぜ「ザ・マジックアワー」でなくこの映画を選んだのか、彼女に聞いてみたい気もする。

舞台挨拶は上映前で、監督の橋口亮輔リリー・フランキー木村多江、音楽のAkeboshiが登壇。リリー氏が会った人の中で最も顔の小さかったのは木村多江、大きかったのは鈴木雅之とのこと。

映画は、リリー氏の演技が印象的だった。テレビ番組に出演しているときと雰囲気がまったく変わらない。役柄がリリー氏のパブリックイメージそのままのような人間だからだろう。ストーリーはそんなに起伏のあるものではなく、ある種の小説のように雰囲気を楽しむ映画だと思った。そういうのが好きな人にはおもしろいのかもしれない。