岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

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『チェンジリング』を観た

映画『チェンジリング』を新宿ピカデリーで観ました。行方不明になった息子が5か月後に保護され、迎えにいったら全くの別人、しかし警察は息子だと言い張るというアンビリバボーな実話に基づいた内容。

息子の識別ができないのは気がふれたせいだとして母親が精神病院に送られるなど、実話とは信じられないぐらい不条理な話でした。それほど1928年当時のロサンゼルス市警が腐敗していたということでしょう。ジョーンズ警部の憎らしさといったら、悪役の鑑のようでした。

映画では描かれていませんが、ヒロインである母親は1935年に亡くなったそうです。私は無宗教の身ですが、ヒロインと息子が天国で再会し、一緒に観ると約束した映画を仲良く観ていることを願わずにはおれません。人生とは、なぜかくも不条理なのでしょうか。