岩本隆史の日記帳(アーカイブ)

はてなダイアリーのサービス終了をうけて移行したものです。更新はしません。

「新しいイコールcool」ではないとは思うんだけど、でも

私は高校時分、西部邁の本に影響を受けました(大学以降は堕落した)。西部氏の(というか保守主義の)主張の背骨は「新しいものは良いものとは限らない」すなわち「進歩主義の否定」と理解しています。そして、それが100%正しい言明であると思っています。

しかし、裏を返せば「新しいものの中には良いものがあるかもしれない」ともいうことです。低い可能性でしょうが、それを信じて何かを生み出していくのが人間という動物なのかなと思います(大げさですが)。

はぶさんのおっしゃるとおり、見境もなく新しいものに飛びつくのはナンセンスです。しかし同様に、これといった信念もなく古いものを墨守するのもナンセンスでしょう。古い新しい関係なく良いものは良いのですから。