Pinto公開に向けて #11 ― gettextのメッセージIDを固定文字列に変えた
あらすじ
Pintoというソーシャルブックマークサービスを、Rubyで開発中です(GitHubリポジトリ)。開発中に気づいたことや工夫した点など、他の開発者の方にも役立ちそう、と思ったことを書いています。その11回目です。
本題
「メッセージIDが変数になることはありませんか?」と題する記事を先日、書きました。
gettextのメッセージIDは、通常、固定の文字列です。が、ビューテンプレートに変数で記述しておきたい状況もあります。そのような場合、どうすべきかが知りたくて、記事に書いたのでした。
すると、artonさんからコメントをいただけました。ビューテンプレートに渡す前に翻訳してしまえばよい、という内容です。
おっしゃる通りで、そのようにすれば、当該箇所がpotファイルへの抽出対象になります。ビューテンプレート内でのみ翻訳したい、という妙なこだわりを捨てればよいわけです。さっそく、Pintoにも反映しました。
私は、artonさんが公開されているActiveScriptRubyのおかげで、Windows上でのRubyプログラミングが楽しめています。ご著書である『10日でおぼえる Ruby on Rails入門教室』も、Railsこそ使っていないものの、Rubyを始める際の第一歩として、たいへん参考になりました。この場を借りて、artonさんに御礼申し上げます。